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蚕を育てながら命の大切さ学ぶ 赤穂東小学校4年2組(内山和美教諭、31人) [伊那毎日新聞]


蚕を育てながら命の大切さ学ぶ 赤穂東小学校4年2組(内山和美教諭、31人) [伊那毎日新聞]
(2008/7/5掲載)

 卵から一生懸命に出てくるところがすごかった。感動した―。

 昨年から蚕の飼育に取り組んでいる4年2組。初めてだった昨年は、卵からかえった蚕をシルクミュージアムから提供してもらい、成虫なるまで育てた。

 2年目の今年は、卵からの飼育に挑戦。先月はじめ、昨年育てた蚕が産んだ卵、約400個が無事ふ化した。

 しかし、卵からかえった蚕を見て児童らはびっくりした。なぜなら、卵から出てきた蚕は1、2ミリしかなく、色も白くなかったからだ。

 本当にあの白い蚕になるのかな?―。

 最初はそんな思いもあったが、1カ月の間にぐんぐんと成長し、あっという間に見慣れた姿に変化。胸をなで下ろした。これからは更に大きく成長する。

 「いっぱい葉っぱを食べて、どんどん大きくなってほしい」と笑顔で話す児童たち。


シルクミュージアムの学芸員から蚕の飼育方法を学ぶ児童たち

 ◇ ◇

 飼い始めた当初は、蚕に触ることのできない児童もいた。しかし、小さな体で懸命に生きる蚕たちの姿にいとおしさを感じ、次第に全員が触れるようになった。

 また、ふ化してから約50日で死んでしまう蚕を目の当たりにする中で、命の重みも実感。

 「卵を産んで死んでしまうのでずっと健康でいてほしい」「病気などで死ぬことがないよう、大きく成長してほしい」―。

 そんな思いを寄せながら、桑の葉が足りているか、清潔に過ごせているかなど、蚕の様子に気を配る。

 ◇ ◇

 昨年から児童らを見守ってきた内山先生は「1年間、お蚕様を育てる中で、みんなお蚕様のことが好きになり、『大事にしよう』という思いをもてるようになりました。生き物を責任を持って育てるとはどういうことなのか、命の重みを学んでほしい」と願いを込める。

 今年は蚕のまゆを使い、クラフト作品にも挑戦する予定だ。

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