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南大東島―伊那 1000キロを越える交流

現地レポート 伊那西小児童の南大東島訪問

南大東島教育委員会 宮城克行さんの報告


現地レポート 伊那西小児童の南大東島訪問
「こんにちは!長野県の伊那からやってきました」。南大東小中学校での対面式
(2009/2/10放送)

 長野県伊那市の伊那西小学校の児童たち12人と付き添いの池上眞澄校長・伊藤正通教諭の14人が、2月5日から3泊4日で沖縄県南大東島を体験訪問した。

 産直市場グリーンファームが、遠く離れた南海の孤島=沖縄県南大東島の青パパイヤの販売を引き受けたことをきっかけにして、2005年以来、同島と伊那地域の住民交流が続いている。今回はじめて、伊那市の子供たちが同島を訪ね、島民宅にホームスティしながら、山国信州では味わえない南の島の自然や生活を体験した。

 訪問にあたっては、産直市場グリーンファーム代表の小林史麿さんと、伊那市教育長の北原明さん(2008年に個人の資格で同島を訪問)が「西小児童の南大東島訪問支援カンパ」を呼びかけ、150人の市民から34万円が集められた、経費の一部に当てられた。近隣の住民宅全戸を訪ねて協力を要請して回った人もいた。

 南大東村からも交流拡大のために経費の一部が寄せられた。

 訪問の様子と島民の感想が、南大東島教育委員会の宮城克行さんから報告されているので掲載する。

南大東到着後、すぐ海へ

大東太鼓の体験やオオコウモリ探索も


南大東到着後、すぐ海へ
着く早々、海へ

 伊那西小の子供たちは無事、島へ到着しました。皆とても元気ですからご心配なく。

 子供たちは到着してすぐに、大東島の海岸へ行きました。伊那にはない海の景色を思う存分楽しんでいました。海のきれいな色に惹かれて、子どもたちは靴や靴下を脱いで、南大東島の波の音を聞きながら海岸の水の中へ入りました。

 夜は、伊那文化会館でのコンサートや西小でのミニコンサートでもよく知っている大東太鼓の体験をしました。島では、たくさんの子供が島の伝統芸能である大東太鼓をほぼ毎日練習していますが、西小の子供たちはそれの練習に参加し、「こう叩くんだよ」「バチはこうもって」とかと島の子供から教わりながら、一生懸命太鼓に向かっていました。

 その後、南大東にしか居ないと食う別天然記念物のダイトウオオコウモリを探して夜の島を探検しました。

南大東特産のサトウキビ刈り取り体験

自然探索もしました


南大東特産のサトウキビ刈り取り体験
島のお母さんのコーチで黒糖づくりも体験

 2日目は、朝早くからサトウキビの刈り取り体験をしました。サトウキビは南大東島の基幹作物です。

島のサトウキビ農家の人も全面的に協力してくれ、大型コンバイでの収穫を見学したり、昔ながらの鎌を使った刈り取りをしたり……。伊那の子供たちが楽しそうに仕事をするのを見ていて、元気になったのは島の人たちの方かもしれません。

 刈り取ったサトウキビを使って、昔ながらの方法で黒糖作りを行いました。先生は、島の若いお母さんが買って出てくれました。

 大きな圧縮機でジュースを搾り、それを大釜で煮詰めていく作業はとても興味深かったようです。

 黒糖はお土産で持って帰ってもらいます。

 その後、小学校で交流。楽しく給食を食べたり、一緒に授業を受けたりして交流を深めました。

 夜は、いよいよホームステイです。不安な子もいましたが、とても楽しそうに、それぞれの家へ向かいました。

 その間に、もちろん島の自然にも触れました。沖縄県でも水らしい島の中央部の池にマングローブが広がる「大池」、切りだった岩が続く「バリバリ岩」など、その自然の大きさに皆、目を見張っていました。

学芸会に特別参加、港ではビックリ体験

島の魅力をいろいろ味わってもらいました


学芸会に特別参加、港ではビックリ体験
クレーンで船と桟橋の間を行ったり来たり

 3日目は学校が学芸会だったので、伊那西小の子どもたちも特別出演で参加しましました。校歌・学校紹介を大東島の地域の人に披露しました。もうこの頃には、皆仲良しになっていました。

 昼は、南大東名物「大東ソバ」を伊佐さんのお店で食べました。「美味しい」「美味しい」と声をそろえてくれて、伊佐さんもにっこりでした。

 午後は、島の地底に広がる大きな鍾乳洞「星野洞」探検。鍾乳洞を見るのが初めての子供も多く、皆、その大きさと美しさにビックリしていました。

 そのあと、伊那市との交流の橋渡し役になった平安山正治さんの畑でパパイヤの収穫体験をしました。南大東で野菜のようにして食べている青パパイヤも採りましたが、子供たちは、初めて食べるフルーツパパイヤに大喜びでした。

 夕方は、島の港へ。港といっても、激しい波が打ち寄せる岸壁ですから、船は桟橋に着けられません。それで、クレーンで人も荷物も吊り上げて船と桟橋の間を渡します。ちょうど、船が入ったので、クレーンに乗る貴重な体験も。子どもたちは皆、ワクワク・ドキドキの様子でした。

 さらにその後、亀池港でマグロの解体ショーを見て、新鮮な、お刺身とお寿司を堪能しました。マグロも島の貴重な特産品。伊那の大人の方々とは顔なじみの「ちょうちん」の親父さんが、子供たちの前で、見事な包丁捌きを見せてくれました。

 ある子は「お父さん・お母さんが食べる前に、新鮮なマグロを食べて申し訳ない」と話していました。それを聞いた島の大人はとても感心していました。

感動しているのは私たちの方

この交流を続けましょう


感動しているのは私たちの方
岸壁でマグロ解体ショー

 伊那の子供たちが来てくれてとても良かったです。島の子供たちが伊那を訪問し、山や渓流に感動したように、伊那の子供たちは南大東島に来て、海に感動し、島の自然のすごさに感動してくれています。

このことが私たち南大東の島民にとってもとても嬉しかったです。

 伊那の子供たちが、島の子供たちたちと、仲良くなっていくのを見ていると、地理的にずいぶん遠い遠い伊那ですが、心はとても近くなれるんだと、改めて感動しています。

 今回の交流では、青パパイヤの会(南大東島を交流訪問した伊那の大人たちが結成)の皆さんの多大なご尽力を頂き、本当にありがとうございました。小林代表はじめ多くの皆様にお礼を申し上げます。

 私は、夏までに伊那に行って直接お礼をしたいと考えています。

南大東村教育委員会

 宮城克行

【記事提供:地域産業経済情報サイト ゴーシュ
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